「血管伸ばし」で、血管年齢が若返るって、本当!?

今回は、血管年齢をいつまでも若く保つためには、どうしたらよいか、その対策の一つである「血管伸ばし」について、お伝えします。

血管年齢を若返らせるには?

一度老化した血管年齢も、若返りが可能なことが分かっています。

硬くなった血管が、食生活や運動などの生活習慣を改めることで、しなやかさを取り戻すことができるのです。

・対策①~食生活を見直す

まず、栄養のバランスに気を配り、糖質や塩分を摂取し過ぎないこと、脂質の多い食事や食べ過ぎに注意することです。

血管年齢を若返らせる食べ物を積極的に摂るのもおすすめです。青魚や大豆製品、野菜をたくさん食べましょう。

・対策②~適度な運動を続ける

食生活に加えて、運動不足にならないよう、適度な運動習慣も大切です。

多くの人にとって、血管をしなやかに保つには、一定強度の有酸素運動が効果的とされています。

散歩やウオーキングは、有効な有酸素運動です。

また、特別な運動をしなくても、車やエスカレーターの使用頻度を減らし、積極的に歩いたり階段を昇り降りしましょう。

毎日10分程度、しっかり歩くだけで血管が広がり、血液がサラサラになります。

また、仕事中や家事の合間に体を伸ばすストレッチをするだけでも、硬くなった体とともに血管がしなやかになります。

その他、ストレスを溜めない、睡眠をしっかり取るなどの規則正しい生活を続けることも大切です。

・特に血管が細い人の対策は?

血管が細くなるのは、筋肉量が少ないことが主な理由ですから、血管を太くするには運動により筋肉量を増やすことが重要になります。

日頃、運動していない人は、まずは簡単に出来るストレッチやウォーキングなど、体を動かすことから始めていきましょう。

ウォーキングのような有酸素運動は、歩くことにより筋肉が伸縮運動をしてその力で血液が心臓へと送り戻されるので、心臓や血管などに負荷をかけ過ぎないで行うことができます。

筋肉を鍛える筋トレも効果的です。腕の血管を太くしたいなら腕立て伏せやダンベル運動などの腕の筋トレを、脚の血管を太くしたいならスクワットなど、部位に合わせたトレーニングを行いましょう。

筋肉は身体の熱を作るので、筋肉量が増えると体温も上がります。

すると代謝も上がり、免疫力もアップし、冷え症改善にもつながります。

・血管がない人!?の対策は?

血管がない、すなわち「ゴースト血管」を防止することが、特に末端冷え症の根本的改善にもつながります。

毛細血管のゴースト化を進行させないためには、末端部分の血流を良くすることが大切です。

対策としては、普段動かすことが少ない手や足の先をできるだけ動かすことです。

ここでは、手軽にできる指先や足先のマッサージと足指のエクササイズを紹介します。

手先の冷えが気になる人におすすめなのが、「爪もみ&指マッサージ」です。

親指と人指し指を、逆の手の指の爪の両側に添え、左右から軽く押すように揉みます。

指を組んで、指先同志を擦り合わせるのも効果的です。

次は、「足指じゃんけん」です。

ふだん、あまり動かすことのない足指を開いたり閉じたりすることで、足先の血流が活発になります。

どれも、行う時間は1分程度でOK。家事や仕事の合間など、気づいた時に行うように習慣づけて、手足の冷えを防ぎましょう。

■「血管伸ばし」で、冷え症も改善!

冷え症の人は、血管の老化が進み、血管が硬くなっているので、硬くなった血管を柔らかくすれば、血管が若返り、冷え症も改善されるだろうという発想から考え出されたのが、「血管伸ばし」という方法です。

つまり、血管を伸ばすことで、血流を増やして、冷え症を改善するというわけです。

血管伸ばしとは、普通のストレッチよりも「血管を伸ばすことを意識したストレッチ」です。

ストレッチで血管を伸ばすと、その刺激に反応して、血管を柔らかくする物質が分泌されるそうで、それが血管を広げて血流が増えるというのです。

■血管伸ばしの方法は?

以下に紹介する部位にある血管を、痛みを感じない程度に伸ばすようにします。

ポイントは、ストレッチしている間に呼吸を止めないことです。

・血管伸ばしの方法①~太腿の血管を伸ばす

太腿の付け根あたりにある「大腿(だいたい)動脈」を伸ばすストレッチです。

1.正座の姿勢から両手を前に付き、片方の足を後ろに伸ばします。

2.腰を曲げずに、顔は正面を向いて、太腿の付け根をストレッチします。

足を後ろに伸ばすほど、大腿動脈を伸ばすことができます。

・血管伸ばしの方法②~膝の血管を伸ばす

膝の裏にある「膝窩動脈(しつかどうみゃく)」を伸ばします。

1.立ったまま、両手で片方の膝を押さえます。

2.反対の足をゆっくり曲げながら腰を引き、膝の裏をストレッチします。

・血管伸ばしの方法③~ふくらはぎの血管を伸ばす

1.正座の姿勢から、片方の足を立てます。

2.立てた方の足の膝の上に両手を置いて、反対側の足を軽く開きます。

3.胸を太腿に付けるように体を前に傾けます。

立てた足のかかとを地面から離れないようにすると、ふくらはぎがよく伸びていきます。

このストレッチでは、体重をかけ過ぎないようにするのがポイントです。

・血管伸ばしの方法④~すねの血管を伸ばす

1.正座の姿勢から両手を後ろに付いて、片足を前に伸ばします。

2.反対の足のかかとを、お尻に付けます。

・血管伸ばしの方法⑤~太腿の裏側の血管 を伸ばす

1.仰向けの姿勢から、片方の足を両手で抱えます。

2.太腿をお腹に近づけます。

以上、5つのポーズを左右30秒ずつ、1日2回(朝と夜)行います。

一番大切なのは、毎日継続することです。

個人差がありますが、大体3週間から1ヵ月ぐらいで、効果が表れるようです。

持病のある方は、医師に相談の上で行いましょう。

 

いかがですか。「血管伸ばし」は、全身のストレッチ運動の一環として続けたいですね。

実際の年齢より血管年齢を若く保つことが、健康長寿につながるのです。

「血管年齢」とは?血管が老化するって、どういうこと?

冷え症を始め、体に数々の不調をもたらす血行不良は、血管年齢、すなわち血管の老化と密接に関係しています。

 

そこで、今回は、血管の老化とは、具体的にどういうことなのか、その原因なども含めて、お伝えします。

■最近よく耳にする「血管年齢」とは?

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最近、血管年齢という言葉をよく耳にすることがあります。

血管年齢とは、「血管の老化の度合いを表す目安となる指標」と言えます。

そもそも血管は、年齢とともに老化が進むものです。

若いうちの血管は、弾力があってしなやかですが、年齢とともに徐々に硬く、もろくなっていきます。

いわゆる動脈硬化と呼ばれる症状になってしまうのです。

言い換えれば、血管年齢は、「動脈硬化の進行の度合いを表している 」ということにもなります。

血管年齢が実際の年齢よりも高ければ、それだけ動脈硬化が進行していることになるのです。

動脈硬化が進むと、脳梗塞心筋梗塞などの病気を発症し、また、肩凝りや冷え症の原因となり、さらに皮膚や髪など、見た目の若々しさにも影響します。

この血管年齢は、医療機関で特別な検査をすることで、簡単に調べることができます。

血管年齢には個人差があり、生活習慣と密接に関わっています。

人は血管とともに老いる」と言われるとおり、加齢とともに血管は老化します。

しかし、近年では、生活習慣によって、血管の老化スピードは速くなり、個人差がありますが、実年齢より10歳も20歳も高い血管年齢の人も増えているのです。

■血管年齢が高くなる原因は?

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では、加齢以外に血管年齢が高くなる、血管の老化が進む原因は何でしょうか?

主要な原因としては、不健康な生活習慣、すなわち、運動不足、高糖分・高脂肪・高塩分の食生活、喫煙、ストレスなどが挙げられます。

そして、それらの要因が、高血圧、脂質異常症中性脂肪の増加、善玉コレステロールの減少、悪玉コレステロールの増加)、糖尿病、肥満などの成人病を引き起こして、さらに血管を痛め、血管の老化を加速度的に進めてしまうことになるのです。

■冷え症の原因=血管の老化!?

 例えば、冷え症の大きな原因は、体の血液循環が悪くなる、血行不良にあります。

また、冷え症の人は普通の人より血管が硬くなっている、つまり老化しているということが分かってきました。

どうやら、その血液の循環の悪さが血管を硬く、老化させてしまっているようなのです。

つまり、冷え症は、体が冷えて辛いだけでなく、血管を老化させる原因にもなっている可能性が高いと言えるのです。

そして、血管の老化がますます冷え症を悪化させてしまうという悪循環に陥っているのです。

従って、冷え症を改善するには、手や足などの末梢の血管までしっかり血を巡らせることが大切で、そのことが同時に血管の老化を防ぐことにもなるのです。

■血管が細いと、冷え症になりやすい!?

また、血管が細いと、血管内も狭くなるため、血管年齢が高くなって、動脈硬化を招きやすく、心筋梗塞脳梗塞などのリスクが高くなる可能性があります。

そして、血流も少なくなるので、冷え症や貧血になりやすく、低体温・低血圧になりがちで、免疫力が低下して風邪を引きやすい、など様々な体の不調が表れるようになります。

・血管が細くなってしまう理由は?

体質的に、生まれつき血管が細い人もいますが、筋肉量が少ないことと、運動不足が血管を細くしてしまう大きな原因と言われています。

心臓から送られた血液を心臓へと戻すのに、筋肉の動きが関係しているのです。

筋肉の伸縮により、筋肉内にある血管も同時に収縮と拡張を繰り返して、血液が送られます。

このため、筋肉量が少ないと、この働きが弱まり、血管内の血液の送られる量が減り、血行不良になってしまうのですす。

そして、運動が不足すると、筋肉が衰えてしまいます。

筋肉が衰えることにより血管が細くなり、血液循環が悪くなるといった悪循環になってしまいます。

デスクワークなどで、日頃運動不足の人は血管が細くなり、血行不良になりやすいと言われています。

また、塩分の摂り過ぎも血管が細くなる原因の一つです。

塩分を摂り過ぎることで細胞内のナトリウム量が増加し、細胞内に必要以上の水分が取り込まれることになり、そうして膨張した細胞によって血管が細くなるからです。

・末端冷え症を起こしやすくなる

冷え症の中でも、手先や足先といった末端部分だけが冷え症になることを「末端冷え症」と言います。
体の末端部分を支えている毛細血管は、もともと細いので、血液の流れが他の部分よりも悪くなりやすい傾向があります。

さらに、重力に逆らって心臓まで戻らなくてはならないので、足先などは血流の力がとても弱いのです。

末端冷え症の人は、毛細血管で血行不良を起こしてしまっているのです。

■血管がない、ってどういうこと!?

冷え症の人の手先や足先のMRI検査で、画像に血管が映らない場合が時々あります。

血管が細いどころか、「血管がない」という状態になっているのです。

実は、毛細血管など細部に渡る血管は、血行不良などにより血液が送られない状態が続くと、不要なものとして消滅してしまうのです。

毛細血管が衰えて血流がなくなる症状を、血管の「ゴースト化」とも言います。

毛細血管がダメージを受けて「ゴースト化」すると、その部分には血液が通わなくなるので、当然冷えます。

すると、周辺の血流も滞り、それが長く続くと、さらなる「ゴースト血管」を招き、そことつながる主要な血管の血行も悪くなり、全身が冷える・・・という深刻な冷えのスパイラルになってしまいます。

「ゴースト血管」は、血管の老化現象の一つですが、最近は生活習慣などにより、若くても血管の「ゴースト化」が進行している人が増えているので、要注意なのです。

 

健康力とは、体力と気力と知力の統合体!心の持ち方が重要な理由とは?

病気を科学的に究明した最初の人は、ギリシャの医学者ピポクラテス(B.C460~377)だと言われています。

彼は、宇宙の4つの要素(地、空気、火、水)から、人間も4つの要素(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)からできており、 これらの諸要素が互いにバランスを保っている時に、人間の体は健康であり、バランスを崩した時に病気になると言っています。

この考え方の源には、人間を全体的(Holistic)にとらえ、理解するという姿勢が見られます。

今回は、人間の健康とは何であるか、その本質的なことについて、考えてみたいと思います。

■健康は心の持ちよう!

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2000 年以上も前、哲学者ソクラテスプラトンも、人間の部分的な治療ではなく、全人の治療をすることで、健康が完全に近づくと言っています。

その意味するところは、心と体、また知性は相互に深い関りがあるということ、つまり人間の健康とは、一つの統合体として考えるべきだということでしょう。

そこで、健康力とは、体力と気力と知力の統合体であり、体力と気力の関係は昔から、「健康は心の持ちよう!」と、言われてきました。

つまり、健康を維持するための活動、例えばウォーキングなどの運動や体を動かす習慣、さらに健康に良い食習慣を続けることなどは、 一人ひとりの心の持ち方、心構えによって決まってきます。

・心の持ち方、心構え次第で、健康にも不健康にもなる

それでは、体力、気力と知力の関係はどうなるので しょうか。

心の持ち方、心構えというのは、その人の考え方が繰り返されることによって生まれた習慣、すなわち、考え方のクセが無意識の内に言動に現われるものです。

物事に取り組むのに積極的であったり、消極的であったりするのは、その人の考え方が習慣になって、自分では気がつかない内に外に現われているからです。

生活習慣病も、こうして生まれるものなのです。

そして、それが私たちのやる氣氣力をも左右します。

その心の持ち方である考え方のクセを改めるには、まず自分では気づいていない考え方そのものを見直してみる必要があります。

ただ、これが、なかなかやっかいな作業なのです。

なぜかというと、他人の考え方は分かりやすいのですが、自分自身の中の考え方を認識することは意外に難しいからです。

・知力が体力や気力を助ける

その時に助けになるのが知力です。知力の大切な役割の一つは、理性的な力を発揮することで、それは理解力とか物事を論理的に考える思考能力を意味します。

また、好奇心や探究心、知識欲によって集められた情報や素材を整理、統一、総合し、認識する精神的な働きから生まれる知的エネルギーとも言えます。

こうした力によって、私たちの考え方や思考力が理性的に正され、物事に対する判断能力が回復されるのです。

そこから生まれる「知恵」で、私たちの言動(Behavior)が積極的になって行きます。

そうすると、一人ひとりの持っている体力や氣力のエネルギーがプラスの方に流れ出し、免疫力自己治癒力が高まるのです。

その結果、消極的な感情をコントロールしすくやすくなり、行動も積極的になるわけです。

瘀血(おけつ)や瘀考(おこう)が、病気を招く

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 「細胞がガン化」しやすい状態は、血液の流れが 悪くなってドロドロの状態になり、汚れることによって、免疫力が低下して、起こると言われています。

これを、東洋医学的には、「瘀血(おけつ)」と言うそうです。

その原因は、過食であったり、ストレスや運動不足だったりして、血が汚れるためだと言われています。

同じように、考え方や思考力が先入観や既成概念にとらわれると、血が流れにくくなるように考え方が滞ってしまい、「瘀考(おこう)」状態になっていきます。

こうなると、物の考え方は悲観的になり、いつもイライラ、不安、恐れ、怒り、自己 憐憫(れんびん)などといった消極的な感情に支配されるようになってしまいます。

思考力はさらに低下し、生きる知恵 も「自己治癒力」も働かなくなってしまうのです。

私たちの心の持ち方が、こうしたマイナスの方向に行かないように正すのが、知力の働きと言えます。

遺伝子工学の第一人者で、高血圧の黒幕である酵素レニン」の遺伝子と、米の遺伝子(イネ cDNA)解読に世界で初めて成功した科学者の村上和雄博士は、「DNA のスイッチを ON にするには、心のありようが肝心である」と言っています。

そのスイッチを ON にする判断機能を司る理性は、その人の知力によって決まることが多いとも言えます。

・体力・気力・知力の総合力が「生きる力」を蘇らせる!

こうして、体力と気力と知力の持っている総合力が心の持ち方、心構えを積極的にして、「生きる力」を蘇らせるのです。

そして、「生きる」遺伝子をさらに目覚めさせて、奇跡をも起こしたりします。

また、体力・気力・知力の統合体としての健康力は、150 億年前に宇宙、そして46 億年前に地球が誕生してから、万物の生命(いのち)の根元から湧き上がる生命力、その宇宙エネルギーに近づく扉のカギを開ける勇気を、私たちに与えてくれるのです。

ここで大切なことは、人類にとって根元的な生命力が現われた状態、すなわち生命現象の結果を、人々は健康であるとか不健康だと言っていることを理解することです。

生命の起原は38 億年ほど前と言われていますが、その生命の持っている潜在的な力が生かされている状態を「健康」と言い、生かされていない状態を「不健康」と言うのです。

■健康そのものが目的になった時、その社会は衰退するって、本当?

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さて、今はどこに行っても健康ばやりです。スーパーに行っても、食品売り場は健康食品で溢れています。

健康のために、ビジネスマンはゴルフやテニスをやり、女性はスポーツクラブやエステに通います。

けれども、考えてみて下さい。そもそも人間が生き生きとしていた縄文時代には、“健康”という概念があったでしょうか。

「健康」のために、何かをするという行為や活動があったでしょうか。

ある哲学者は、「健康そのものが目的になった時、その社会は衰退する」と語っています。

なぜかというと、健康そのものが目的になる社会では、人々は自分のことしか考えなくなるからだと言うのです。

今、まさに日本はそうした時代を迎えようとしているのでは、ないでしょうか?

巷では、“癒し”をキャッチフレーズに、様々な商品やサービスが売られています。

その哲学者の言葉を借りれば、「“癒 し”そのものが社会の目的になった時は、その社会は衰退する」と言えるかも知れません。

・自分の事しか考えなくなると、潜在力を発揮できなくなる。

なぜなら、“癒し”その ものが目的となる社会では、人は自分のことしか考えなくなり、「我が身可愛さ」から、言動が受身になってしまいがちになりかねないからです。

“癒し”という概念の呪縛にとらわれて、人間が本来持っている潜在力を積極的に 活かす体力、気力と知力を失い、げん気をなくしてしまうことになりかねません。

これが、現代社会の重要な問題点の一つではないでしょうか。

すなわち、「健康になる」という手段が目的になってしまうのです。

こうして、現代人は、人間が本来持っていた「生命力」や「自己治癒力」を信頼できなくなってきているとも言えます。

それでは、健康力を活かすにはどのように考え、行動したら良いでしょうか。

健康になる」のは、それらの目的や目標を達成するための手段なのです。

この手段と本来の目的を混同しないで、人生の目標に向かって前進してこそ、健康力はその持てる潜在力を発揮するのです。

 

 

 

 

健康力~幸せになる遺伝子(gene・創因子)のスイッチを「ON」にする秘訣とは?

私たちは、他人の欠点や短所、問題点などは容易に目につきますが、自分自身のことや心の持ち方、さらに健康のこととなると、意外に分かりにくいものです。

今回は、自分自身の体の健康と心の持ち方の関係について、考えてみましょう。

■積極的な心構えがガンをも克服する

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科学の進歩は、月まで人間を送り、火星までロケットを打ち上げ、原子力を開発しましたが、人間の体の中にあるガン細胞の発生と、その原因を突きとめること、そして、まだ完全な治療方法を開発するまでには至っていないと言わざるを得ません。

この人類の強敵とも言えるガン治療に取り組んだ数多くの医学者の一人、米国のテキサス州でガンカウンセリング研究センターを開設し、ガン患者の治療に当たっていた腫瘍学の専門医カール・サイモントン博士は、オレゴン医科大学附属病院の放射線科に勤務していた時、意外な事実を発見しました。

自分が治療に当たっていた重症のガン患者のある一部に、期待以上の治療効果が現われたというのです。

その原因を突き詰めてみると、何と、効果の現われた全ての患者に共通した特徴が浮かび上がってきました。

それは、これらの患者は、自分の病気や人生に対して積極的な態度、すなわち前向きで楽観的な心構えを持っていたのです。

その後、カリフォルニア州のトラビス空軍基地附属病院に転勤したサイモントン博士は、この事実を医学的に裏付けようと、同病院の152 名ものガン患者に対して、患者の性格・生き方の心構えと治療効果の相関関係を調べてみました。

1 年 6 ヵ月の治療期間の後、できるだけ医学的、客観的な判断を下すため、5人の治療担当者に判定してもらった結果は、全くサイモントン博士の推論通りだったのです。

また、サイモントン博士は、「残念ながら、あなたは乳がんが他の臓器に転移してしまいました」と告知された患者 100 人を追跡調査したところ、約半数の 50 名は失望して、気力も失せ、通常の社会生活を営むことさえ諦めてしまいました。

し かし、残りの半数の人は、「よし、それなら」と、高ビタミン療法、人参ジュース療法、精神療法、運動療法などの「代替療法」(自然医学、漢方など西洋医学に代わる療法)を実践し、ありとあらゆる可能性を求めて、積極的に病気に立ち向かったそうです。

その結果、5 年後には、前者の90%が他界し、逆に後者の90%は生存していました。 この研究は、どの療法に効果があったからということではなく、心の持ち方に焦点を当てていたのです。

すなわち、治療に対して積極的な心構えを持っている患者は、治療に対して良い反応を示し、逆に消極的な心構えを持っている患者は、良い反応を示さなかったのです。

■心の中の潜在意識を目覚めさせよう!

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さて、このエピソードは、一体どんなことを意味しているのでしょうか。

人間は、その心の奥深くに眠っている遺伝子(gene・創因子)スイッチが ON になると、その人の心に隠されて いる潜在意識が躍動し始めるのです。

そして、人々は、より良く生きるために、積極的に持てる能力を発揮するようになります。

自分で、心の中にある潜在意識に、自分の願望や考え、人生の目的や目標、志を繰り返し訴え続けて行くと、その効果が行動として現われるのです。

この「自己暗示」は、マイナスに働かせると、自分の能力を規制してしまい、積極的な心構えでプラスに使えば、無限の可能性が引き出せるのです。

つまり、サイモントン博士の調査結果の例でも分かるように、積極的に“治る”、“治ってみせる”という自己暗示を潜在意識に働きかけていると、不思議とその自然治癒力が湧き起こってきて、放射線治療に相乗効果をもたらしたのです。

逆に、“治りっこない”という暗示を持ち続けていると、快方に向かってもよさそうな治療を施しても、一向に改善せず、かえって悪化の傾向をたどることがあるのです。

当時は、医学の専門家などから、クレームが来るのではないかと思われていましたが、その後、身体の神経系と免疫系の相互関係のメカニズムや生体フィードバッグの研究、精神腫瘍学 (Psycho-oncology)、遺伝子のスイッチON/OFF に関する実験や研究が進むにつれて、心の在り方や気力、人生観が健康や病気に大きな影響を与えていることがより分かって来ました。

現在では、「サイモントン療法」と言って、ガン患者とその家族(または支援者) のための心理療法として広く理解されています。

近年では、ガンのみならず、ストレスに起因する様々な病気に対して、サイモントン療法のプログラムが提供されています。

この心の働きと体の関係は、まだ多くの謎に包まれているとはいえ、その謎を解く試みは、実は人間の歴史が始まってから今日まで、ずっと繰り返されてきたとも言えるのです。

 

「病は気から」~メンタルヘルスが重要になる訳とは!?

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病は気から」という言葉を、昔から聞いたことがあると思います。

病気は、気持ち次第で良くもなれば、悪くもなるものです。

例えば、名医と言われる医者たちが患者を治療する時に、不思議な「薬」を使うことがあります。

それは、「プラシーボ(プラセボ」と呼ばれている「ニセ薬」です。これは、薬ではなく、実は小麦粉など人体に害のないただの粉なのです。

元来、プラシーボは、新薬の有効性を確かめる臨床試験の時に用いられます。

被験者(患者)を二つのグループに分け、一方には本物の新薬を与え、もう片方にはプラシーボを与えて、両者の症状の改善具合を比較します。

その結果、本物の薬投与のグループに著しい効果が表われたのに対し、プラシーボ投与のグループにはほとんど効果が見られなかった、とします。

この場合、両者の効果の差が大きいほど、その新薬の有効性は「高い」と評価されるのです。

もし、両者とも効果は高く、差があまりない、といった場合は、患者の症状が改善したのは、たまたま新薬以外の偶然の要素が加わって、患者の症状が改善したかも知れないので、必ずしも新薬の効果とは断言できません。

従って、新薬の有効性は不確かなものと評価され、治療薬としては承認されないのです。

■信ずれば、ニセ薬も本物の薬と同じ効き目を発揮することも。

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ところが、医者が自信を持ってこの「ニセ薬」を患者に与えると、びっくりするほど良く効く場合があります。時には、強い薬のように副作用を引き起こすことさえあるそうです。

このケースは、心療内科で時々応用されることでもありますが、肉体的には本当にどこも悪くないのに、不調を訴える患者から、「せめて薬の処方だけでも」と強く懇願されることがあります。

「どこも悪くないから、注射や薬は必要ありませんよ」と諭しても、「それは、何をしても治る見込みがないということですか?」と、かえって患者の不安は増すばかり・・・

このような時に、医者は、ただの粉を「よく効く薬」と偽って、患者に服用させます。

すると、どうでしょう。患者は、立ち所に元気になる・・・といったケースは、決して珍しくはありません。

まさに、「病は気から」という如く、体の不調を感じたのは、単に精神的なものだった、というわけです。

ただの粉が薬の働きをするということは、実は医者が患者の考えを変えたからです。

このことは、病気は肉体に原因があって起こるだけではなく、心の状態によって起こることもあるという、何よりの証拠と言えましょう。

■人は、自分が考えたとおりの人間になる

4000年以上も前に、パピルスの巻物にこう書かれています。「人は自分が考えたとおりの人間になる」。

これは、40世紀を経た今も、少しも変わらない真理です。

ウィリアム・ジェームズというアメリカの有名な哲学者・心理学者は、「私たちの世代の最大の発見は、人間は心の持ち方を見直すことによって、人生も変えられるということがわかったことです。」と言っています。

この言葉は、「自分の考えこそが、自分の人生と運命を形づくるのだ」ということを意味しています。

人間の成功も失敗も、人生の全ては、私たち自身の考え方が生み出したのである」とも言われています。

心が創り出す精神力とエネルギーには、誠に驚くべきものがあります。

例えば、ある農家の主(あるじ)がトラクターの下敷きになってしまったのを見てびっくりした妻は、このトラクターを両手で持ち上げて、どかしてしまいました。

後で、このトラクターを動かすのに、3人の男手がかかったそうです。

また、12歳の少年が、父親の足の上に倒れ落ちた大木を1人で持ち上げて、どかしました。

この大木は、実は大人が4人もかかってやっと片付けられるほどのものだったのです。

これらは、信じられないかも知れませんが、いずれも実際に起きた出来事なのです。極端な例だと思われるかも知れません。

しかし、ある特別な状況の中で、常識では考えられないような力が突然発揮されたという話を、私たちも耳にしたり体験したことがありませんか。いわゆる「火事場の馬鹿力」と言われるものです。

前述の例のような場合、その妻や少年に何が起こったのでしょうか?

体が急に突然大きくなったり、筋肉が急に強くなったわけでは、もちろんありません。心に変化が起こったのです。

心は、どうしてもやらなければならない目標を不意に与えられると、それが自分にできるだろうかと疑ったり、能力があるだろうかと心配する間もなく、すぐ行動に移ります。

そして、信じられないような驚くべき力を発揮するのです。

このように、私たちの心の中には、素晴らしい能力と大きなエネルギー、それに豊かな創造力が宿されています。

しかも、この力は、私たち誰もが持っていて、誰でも活かすことができるもの、いわゆる「潜在能力」と言われるものなのです。

■私たちは、誰でも「新しい心構え」を発見できる!

しかし、このことに気づいている人は、意外にそれほど多くはいないようです。

もし、この気づいていない心の力のほんの一部でも活用すれば、私たちは今以上に充実した人生を送ることができるでしょう。

こうした心の不思議な力の存在を理解しようとしない人たちは、絶えず欲求不満に陥ったり、不平不満の人生を過ごすことになりかねません。 

逆に、この力を活かそうと努力する人たちは、やる氣や健康、心の安らぎ、豊かさに恵まれるでしょう。

では、どうすれば、この心の力を充分に発揮することができるでしょうか?

それは、今までの物の見方・考え方を見直し、新しい心構えを発見すればよいのです。

そして、自分自身を見つめ直してみるのです。

私たちの今までの人生は、自分の今までの考え方やその習慣、つまり心構えによって作られてきたのです。

これからの人生は、これからの新しい心構えの発見によって作られるのです。

人は、自分が考えたとおりの人間になる、すなわち自分が自分自身を創るのです。

人間の心は、庭のように、良く耕せば花や木が育ち、手入れを怠れば雑草がはびこってしまいます。

自分の心をよく見つめ、その心構えが消極的なものか、積極的なものかを見極めることが大切です。

そして、庭師が雑草を取り除くように、自分の心の庭から消極的な考えを取り除いて、積極的な考えを選び取って、どんどん育てていきましょう。

そうすれば、私たちの人生を実り豊かで、充実したものにすることができるはずです。

冷え症に効く、お灸の注意点とは?

お灸が、どのようなものなのか、大体理解出来たら、具体的にどんな点に注意してお灸を行ったら良いのか、お灸をする「ツボ」はどこにあるのか、などについて、今回はお伝えします。

・お灸をするのは、いつが良いのか?

お灸は血行を良くすることがひとつの目的なので、すでに血行が良くなっているお風呂上がりにやっても、あまり意味がありません。

また、食事の前後、飲酒後、妊娠の可能性がある時、熱がある時、疲れや寝不足がひどい時は、避けた方が良いでしょう。

できれば、寝る前、もしくはリラックスできる時間に、ゆったりとした気持ちで行うのが効果的です。

・どのくらいやれば、良いのか?

最初は、一ヵ所のツボに1~2個くらいから始めましょう。

いきなり多くお灸をすると、「灸あたり」といって、のぼせたような感じになることもありますから、要注意です。

体がお灸に慣れてきたら、少しずつ増やして、3~4個くらいにしましょう。その場合、同じツボでも少し場所をずらすと、低温やけどになりにくいです。

最初のうちは、熱さの加減もよく分からないかも知れませんが、熱すぎる!と感じたら、いったん止めましょう。

お灸は熱ければ効果が高い、というものではありません。

熱さを我慢していると、体が緊張してストレスが溜ってしまい、かえって良くありません。

また、軽いやけどをしてしまうこともあります。熱かったところを掻いたり、こすったりしないように気をつけましょう。

専門家が治療行為としてお灸をする場合と違って、自分では体調の判断もできないことがあります。

急に血行が良くなると、だるい、熱っぽい、頭痛などを感じることもあるかも知れません。

これは、先述のとおり「灸あたり」といって、温泉に入り過ぎた時のような「湯あたり」と同じ症状です。

そんな時は、一旦休んで、体が元気になってから再開しましょう。

■お灸のツボの場所は?

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体には無数のツボがあり、正式にはこれを「経穴(けいけつ)」と呼びます。

経絡(けいらく)とセットで考えます。経絡とは、体中を巡っている無数のエネルギーの通り道で、「気(生命活動の元)」、「血(血液。全身に酸素と栄養を送る)」、「水(リンパ液など血液以外の体液)」を全身に巡らせていきます。

その通り道の主要なポイントが経穴です。経穴には、気が集まりやすいので、ここを温めることによって気の流れを整えて、内臓を刺激する、痛みを和らげる、疲労回復などの健康効果が得られます。

ツボは、いわば「エネルギーの通り道」ですので、ツボを刺激すれば、血液などの体液の循環が良くなることが知られています。

ツボの場所は、人によって様々ですが、大体の場所を押してみて、「気持ちいいところ」や「ちょっと痛いところ」を探してみましょう。

■冷え症に効く、お灸のツボの場所とは?

体にある様々なツボは、ツボによって「どのような症状に効果的なのか」が異なります。

冷えに効くツボはいくつもあります。実際の鍼灸治療では、その人に合ったツボを複数選んで使用します。

多くの人が悩んでいる血行不良を改善するツボ、水分代謝から冷えを改善するツボ、栄養の吸収を良くして代謝を上げて体を温めるツボなど、様々です。

そこで、「冷え症」改善に効果的なお灸のツボを、いくつか紹介します。

・「太衝(たいしょう)」

太衝は、足の甲の親指と人差し指の骨が接合するところにあるツボです。

押さえると、ズンと響く場所です。このツボは、血流から冷えを改善します。

また、肝臓、筋肉、眼といった私達が日頃酷使している体の部分と深い関係のある「肝経(かんけい)」という気の流れに属しているため、肉体疲労、精神的ストレス、眼精疲労、肝臓の疲れを取る効果もあります。

・「三陰交(さんいんこう)」

足の内くるぶしから指4本分上で、骨の際にあるツボです。

冷え症の人は、押さえるとかなり痛いはずです。

三陰交は、3つの機能(消化吸収・水分代謝・生理機能)に関わる三つの経絡が交わるポイントです。

そのため、三陰交にお灸をすると、3つの機能を同時に高めることができます。

下半身の冷え、むくみが気になるときだけでなく、生理痛・生理不順・更年期障害・ホルモンバランスの調整などにも効果が期待できると言われており、女性にとっては大切なツボです。

・「足三里(あしさんり)」

足三里は、ひざ下の外側を指でたどって行って、くぼんだところにあるツボです。

分かりにくい場合は、親指と人差し指で膝のお皿を包むように触った時、中指の先端が当たるところが足三里のツボだと考えると良いでしょう。

このツボは、冷えに効くだけでなく、肩凝りや胃の疲れにも効きます。

足三里にお灸をすると、胃の調子を整えて、食べた物からエネルギーを吸収できるようになります。

 ・「血海(けっかい)」

血海は、膝のお皿から指3本分上の内腿にあるツボです。

このツボも、押すと鈍い痛みがあります。

血海は、滞った血液を流す作用が強いので、冷えに効くだけではなく、生理痛や月経不順、さらには子宮内膜症子宮筋腫などにも効果があると言われるツボです。

・「太渓(たいけい)」

太渓は、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあるツボです。

腎臓に働きかけるツボなので、血の巡りが良くなり、体を温める効果が期待できます。

特に、冬の間に蓄積された冷えに効果があると考えられています。

また、アンチエイジングにも良いと言われています。

・「湧泉(ゆうせん)」

湧泉は、足裏の土踏まずのやや上の中央部、人差し指と中指の骨の間で少しくぼんだところにあるツボです。

下半身の冷えやむくみの改善に効果があるほか、筋肉疲労の回復、気力の充実や体温の上昇などを図るのによく効きます。

足が冷えたり、むくんだり、疲れてしまった時は、湧泉を温めて元気を出しましょう。

・「気海(きかい)」

気海は、おへそより指2本分下にあるツボです。

元気の源」ともいえるツボで、全身の血行を促し、体を温める効果があります。

季節を問わず、気海を温めることでコンディションが安定し、元気に過ごすことができます。

・「築賓(ちくひん)」

築賓は、ふくらはぎの内側の脛骨(すね)の中間あたりにあるツボです。

このツボは、腰から来る神経の緊張をほぐすので、下半身全体の血流が改善すると考えられています。

足の血流を改善させることで、全身の血流も改善するため、手の冷えにも効果があります。

・「八風(はっぷう)」

八風は、左右の足の指の間の股の部分のツボです。

足先の血流を増加し、冷えを改善する効果があります。

足が冷えて眠れない時にも、八風を刺激すれば、足が温まりぐっすりと眠れます。

・中脘(ちゅうかん)

中脘は、みぞおちとおへそを結んだ線の中央、おへそから指5本分くらいのところにあるツボです。

胃腸の働きを整えるとともに、気・血の巡りを促すので、冷えに効果があります。

・関元(かんげん)

関元は、おへそから指4本分下がったところにあるツボです。

便秘の解消や疲労、冷え症などに対応し、お腹を温めてくれます。

別名「丹田」とも呼ばれて、昔から元気の源とされています。

免疫力を高めて、虚弱体質を改善し、病を寄せ付けにくい身体にする効果があると言われています。

スポーツでも、ここを意識することで体が安定するので、とても重要視されています。

■冷え症を治してくれる鍼灸院を探そう

いかがでしたか。

お灸は、冷え症改善の抜本的対策の有効な手段として、いかに身近ながら奥深いか、改めて見直された方も少なくはないと思います。

お灸で、「冷え症」を改善する体のツボなどは分ったけれど、やっぱり自分でやるのは面倒だとか、本来、お灸は医療行為だから、初めて自分でお灸をするのは不安だ、といった場合は、専門の鍼灸院を利用するのが安心です。

その際、できるだけ信頼できる鍼灸院を選ぶために、良い鍼灸院の選び方のポイントをお教えしましょう。

最近は、ホームページを開設している鍼灸院も多いので、簡単に調べられると思います。

・施術者は資格を持っているか?

鍼灸師は、医者ではありませんが、国家資格を必要とする仕事です。

鍼灸の施術には、「はり師」「きゆう師」の資格を取らなければなりません。

専門の養成学校で学んだ後に、国家試験に合格する必要があります。まず、資格の有無が絶対条件です。

そのうえで、どのような施設で施術をするのか、どのような流れでカウンセリングや施術を行うのか、その治療方針やポリシーなどもしっかりチェックして、事前に患者の疑問が解消できるようになっていれば、大丈夫でしょう。

・「冷え症」が得意分野か

東洋医学は、ピンポイントでその症状にアプローチするというよりは、体全体を見ていくのが特徴です。

また、資格保有者であれば、ひと通りのことを学んでいるので、どのような症状でも大抵は対応できるはずですが、やはり誰にでも「得意分野」があります。

自分が改善したい症状、例えば「冷え症」を得意としているかというのも大事なポイントです。自分の症状がその鍼灸院で対応できるものなのか、事前に聞いてみても良いでしょう。

 

 

 

冷え症に効く、お灸のツボと効果とは?

お灸というと、お年寄りが腰痛や神経痛の改善などのために行うというイメージが強いかも知れませんが、実は、若い女性にも嬉しい効果がたくさんあります。

体を芯から温めて、血行を良くする働きのある「お灸」は、冷え症を始め、体の様々な不調を改善するのに極めて効果的です。

また、今では、鍼灸などに行かなくても、自宅で簡単にお灸をすることもできます。

そこで、今回は、冷え症に効くお灸の正しいやり方場所ツボ)などについて、お伝えします。

東洋医学で発展してきた「お灸」とは?

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お灸は、中国が発祥で、紀元前から東洋医学の一つとして発展してきました。単なる健康法ではなく、立派な医療の一つなのです。

お灸が日本に入ってきたのは飛鳥時代、仏教伝来の頃と伝えられています。

江戸時代には、東洋医学全盛となり、お灸も日本から世界に広まっていきました。

明治時代になって、西洋医学が主流になるまで、お灸は日本の「医療」として、日本人の健康を支えてきたのです。

海外では、お灸は「Moxa(もぐさ)」として知られています。

もぐさとは、「燃え草」という意味があり、点火しやすく火が消えにくいという特徴があるので、お灸には最適な原料です。

お灸で使うもぐさの原料はよもぎです。日本では、お茶にしたり、お餅に入れたりと、なじみのある植物です。

よもぎは、ヨーロッパでは「ハーブの女王」と呼ばれるほど、効果の高い薬草です。

また、シネオールという成分の精油が含まれています。ユーカリローズマリーなどにも含まれている成分で、燃やすことで、アロマ効果が表れ、リラックス効果が期待できます。

■お灸の冷え症改善効果とは?

・血流改善で、「冷え症」体質を改善する

冷え症の改善には、血流が悪くなった原因を改善させることが必要です。

お灸には、体の表面だけではなく、体の中を温め、体質まで改善する働きがあります。

お灸は、もぐさによる温熱刺激によって、血液中の赤血球を増やす造血作用があるほか、血液やリンパの流れを改善することで、血行が良くなり、冷え症の改善につながるのです。

お灸を使った治療法(東洋医学)では、「気」「血」「水」のバランスの崩れが血流を悪くして、冷え症を招くとしています。

体のツボにお灸をすることで、「気・血・水」のバランスが取れて、血流が改善して、体の中からじんわりと温かくなります。

体のツボを温めることにより、白血球が増加し、免疫力を高める働きがあります。

リンパ節や細胞の働きも活性化されて、自然治癒力が高まり、風邪も引きにくくなるのです。

・「気」の流れを整えて、様々な不調を改善する

血行とともに「気」の流れを整えることにより、自然治癒力を高め、様々な体の不調を整える効果があります。

「気」は目には見えませんが、流れが滞ると病気になりやすくなると考えられています。

体のツボにお灸をすることで、「」の通り道である経絡の流れが良くなり、自律神経のバランスを整えることで、様々な健康効果が得られます。

■冷え症に効くお灸の種類とは?

・お灸にも、いろいろなやり方がある

もぐさに火を点けるのが、いわゆるお灸のイメージだと思いますが、お灸のやり方には、もぐさの大きさや置き方によって、いくつか種類があります。それらを紹介しましょう。

・点灸(てんきゅう)

米粒半分くらいの大きさのもぐさを直接肌の上に乗せて、火を点けます。

燃え尽きるまで乗せているので、ちょっと熱いかも知れません。

・知熱灸(ちねつきゅう)

もぐさを小指の先ほどの大きさにして肌の上に乗せ、火を点けますが、熱さを感じたらすぐに取りましょう。

・あぶり灸

火をつけたもぐさをピンセットなどでつまみ、ツボを温めます。

直接乗せないので、じっくりと温めることができる方法です。

・竹の輪灸

竹の輪っかの中にもぐさを詰めて燃やし、その温めた竹を体に当ててコロコロと転がします。

広い面積を温めたい時に向いています。マッサージをしているかのような温かさです。

・棒灸

太いタバコのように、もぐさを和紙で棒状にくるんだものの先端に火を点けて、ツボに近づけて温めます。じっくり温めたいときにおすすめです。

・台座灸

市販のお灸がほとんどこのタイプです。台座の上にもぐさが乗っていて、シールでツボに貼り付けて使います。

熱さもソフトなので、お灸初心者におすすめです。

・隔物灸(かくぶつきゅう)

スライスした生姜などの上にもぐさを置いて、火を点ける方法です。

直接もぐさが肌に当たらないので、じんわりと温まります。

■自分でもできるお灸のやり方とは?

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お灸は、古くから民間療法として普及しているので、鍼灸などに行かなくても自宅でできます。

最近は、非常に便利になってきていて、ドラッグストアやインターネットで「お灸」のセット(「せんねん灸」など)が購入できます。

慣れてくれば、自分自身で手軽にお灸ができるでしょう。

・お灸の手順(「せんねん灸」を例にした場合)

①お灸を用意する

紙に巻いたもぐさに台座がついた「台座灸」なら、もぐさに火を点けて乗せる「直接灸」より熱くならず、やけどする心配もないので、初心者でも安心です。

②お灸のシールを剥がして、ライターで火を点ける

③ツボに貼る

至って簡単でしょう。中には火を使わないタイプもあり、それなら煙も気になりません。初めて使う時は、そういったものでも良いでしょう。